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20040229>20040307加筆
銘柄 株式会社ネクサス 証券コード 店2799 業種 携帯販売・yahoo!BB他 主幹事 HSBC証券
監査法人 新日本監査法人
類型 下血型 (当会が勝手に認定)
●長めのまえふり●
特殊な営業手法による新電電回線の訪問販売→携帯小売店の全国展開→未上場企業
への投資で多角化→ITバブル崩壊→OA機器の販売…
まさに「ソフトバンクを真似した光通信のそのまた真似っ子」(当会の根拠なき憶測)です。
しかし、この会社がSBや光と違うのは、
「まだ自分が公開してなかった」
ということでしょうか。
●業績●
●業績●
今回はそういうわけで資本政策と事業投資をシンクロさせて描こうと思います。
見て訳がわからなかった方は後でその旨当会まで連絡して下さい。
2001年4月の増資によって1999年9月発行のWBの行使価額の調整が行われています。
2001年9月のWBが3回に分けて行われたのは49枚以下で発行できなかったためと思われます(参考)
2003年9月の予約権の失権分はもともとなかったものとして表示しています。
目論見書P5、P42他を参考にしました
2004年3月7日加筆
●投資倍率●
●考察●
1999年からの2年間に調達したのは6,555百万円。
2002年からの2年間で出した投資損失は1,494百万円…。
それだけではありません。
2002年5月期の特損は2,031百万円(上記特損を含む)、
2003年5月期の特損は326百万円(上記特損を含む)、
投資有価証券(上場および上記以外の未上場株式や、未上場会社のよくわからない社債)が
326百万円(2003年5月期末)
目論見書だけではよくわからない営業権償却が2年で1,582百万円…。
さらに当会では、1999年から2001年までの3期分の経常利益と当期利益の差に注目しました。
(経常利益−特別損失)×税率=当期利益と仮定し、3年間の特損を計算したところ、
977百万円となりました(大ざっぱに法人税率45%と仮定)。
この仮定が妥当だとしたら、調達金額の約80%、5,244百万円が溶けた計算になります。
死屍累々って感じですか?(限られた情報による当会の憶測)。
これでつぶれないんだから、コミッションビジネスってもうかるんですね。
●講評?●
いやー、ほんとによく公開できましたよね。「携帯バブル」の時に資金調達した会社の中には、
集めたお金が何にどう溶けたかわからない会社もあったそうですから。
でも結構時間がかかりました。この会社が日興の主幹事で相当長い間「公開準備中」だった
ことは業界では有名でしたから。 でもなんで日興は降りちゃったんでしょう。社内体制の整備に時間がかかったんでしょうか。 大きな経常利益と比べてミョーに小さい当期利益とか、2002年5月期の特損と関係あるんで しょうか。それとも不良資産と化した関係会社の整理がうまくいかなかったのでしょうか。 (当会の憶測)
当会はオトナの事情はよくわかりません。知っている方は情報提供お願いします。
20050605加筆
●おまけ●
ネクサスの子会社2社がが日本テレコムの「おとくライン」の訪問販売に関して不正を行い、
日本テレコムから営業停止処分を受けていたそうです。
http://ir.eol.co.jp/EIR/2799?task=download&download_category=tanshin&id=256632&a=b.pdf
光゜の遺伝子は今なお健在だった…。
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